日本では、1983年に初めてインプラント治療が開始され、はや35年以上の月日が流れ、当初インプラント治療を取扱う歯科医院はわずかでありました。徐々にインプラント治療を取扱う歯科医院も増え、現在では多くの歯科医院でインプラント治療を受けられるようになりました。
患者さまがインプラント治療を受ける歯科医院を自由に選択できるようになり、県外にある歯科医院で治療を希望する患者さまも見受けられるようになりました。そこで今回は、県外の歯科医院でインプラント治療を受けるのと、近くの歯科医院で治療を受けるのとどちらがいいのか、詳しくご紹介してまいりましょう。
インプラント治療の基本知識
インプラント治療は、インプラント体と呼ばれる人工歯根、人工歯(補綴物)、それらを繋ぐアバットメントで構成されています。インプラントは人骨と結合する唯一の金属であるチタンで形成され、強固に結合することによってお口の中で維持します。
インプラントは無理なく通院できる歯科医院へ
インプラントの治療は1日や2日で終えることはできません。初診を含めても最低6回以上の通院が必要となり、患者さまのお口の状態によって、通院回数は変動します。
また、インプラントは、人工臓器であるため、虫歯になりませんが、歯肉の炎症に非常に弱く、適切なケアをおこたると、瞬く間に歯肉の炎症が広がり、インプラントを支えきれなくなり、インプラントが脱落しかねません。
インプラントを末永く維持するためには、定期的な歯科医院でのメンテナンスが必要であり、インプラント治療を終えるまでの通院に加え、年数回はメンテナンスを受けるために通院する必要があります。
これらのことからも、自宅から無理なく通える歯科医院でのインプラント治療を受けることをおすすめします。
例外ではありますが、県外であっても自宅から無理なく通院できる歯科医院であれば、県外の歯科医院でのインプラント治療も問題ありませんが、基本的には、近くの歯科医院で治療を受けることにしましょう。
治療を受ける歯科医院選びのポイント
インプラント治療を受けるための歯科医院選びのチェックポイントに、『無理なく通える距離にある』ことを加えましょう。
▼無理なく通える距離にある
▼インプラント治療の実績
▼治療費
▼使用されるインプラントメーカー
▼歯科医院の雰囲気
以上、今回は、県外の歯科医院でインプラント治療を受けるのと、近くの歯科医院で受けるのは、どちらがいいのか詳しくご紹介して参りました。インプラント治療を受ける歯科医院選びの際には、是非参考にしてください。